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非平衡定常状態熱力学の動力学からの構成

日時: 2001/05/22 火 16:30-18:00
講師: 波多野 恭弘 氏 東大
題目: 非平衡定常状態熱力学の動力学からの構成
場所: 55N-02-応物・物理会議室

定常状態熱力学とは、平衡状態と非平衡定常状態を同様に扱えるように熱力学状態空間を拡張し、そこでの熱力学関数などを論じる理論である。形式的な試みとしては1980年代頃から研究されている理論ではあるが、拡張された第二法則を通じて非平衡エントロピーなどを操作的に構成するという方針が近年Oonoらによって提唱されている。

本講演では、具体的な確率過程モデルをとりあげ、そこで拡張された第二法則が実際に成立する事を示す。定常状態熱力学はその研究が未だ端緒についたばかりであり、今後の展望についても簡単に述べる。

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