オービフォールド上のゲージ理論における境界条件の同値類
| 日時: | 2025/12/09 火 16:30-18:00 |
| 講師: | 竹内康太 氏 (広島大学 理学部) |
| 題目: | オービフォールド上のゲージ理論における境界条件の同値類 |
| 場所: | 55号館 N棟 2階 物理応物会議室 |
| 備考: | 言語: 日本語 |
高次元理論において、余剰次元方向の境界条件は低エネルギー4次元有効理論の振る舞いを決定づける重要な要素である。特にオービフォールド余剰次元空間をもつ高次元ゲージ理論では、境界条件の選び方によってゲージ対称性の破れ方が変化する。一般に境界条件には任意性があり無数の選択肢が存在するが、その一部はゲージ変換によって互いに結びつき、物理的に等価なクラス(同値類)を形成する。
本講演では、まず余剰次元模型において境界条件が果たす役割を概説する。次に「トレース保存則」に基づくことで境界条件を体系的に分類できることを紹介する。本講演は2404.19411[hep-th]および2501.05849[hep-th]に基づいており、扱うのは1次元または2次元のオービフォールドで、ゲージ群はSU(N)またはSO(N)とする。
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