Modular symmetry in the string EFT

弦理論の真空解であるトーラスやカラビ・ヤウ多様体は、幾何学的対称性としてモジュラー対称性を持つ。 本講演では、まず弦理論の有効理論に基づき、フレーバー対称性とCP 対称性がモジュラー対称性の下で統一可能であるかを議論する[1]。 次に、モジュラー不変なフラックスコンパクト化では、モジュラー対称性起源の離散対称性をもつ真空が統計的に好まれることを指摘する[2]。 最後に、モジュラー対称性の現象論的応用として、(i) 素粒子標準模型有効場理論で用いられる「Minimal Flavor Violation (MFV) 仮説」[3]、(ii) Lepton Flavor Violationsの予言[4]、(iii) 陽子崩壊の抑制[5]を紹介する。

Refs:
[1] JHEP 01 (2022) 020 (2107.00487 [hep-th])
[2] JHEP 03 (2021) 161 (2011.09154 [hep-ph]), JHEP 09 (2022) 072 (2206.04313 [hep-ph])
[3] Eur.Phys.J.C 82 (2022) 1, 25 (2108.02700 [hep-ph])
[4] JHEP 08 (2022) 013 (2204.12325 [hep-ph])
[5] 2207.14014 [hep-ph]