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中性子の電気双極子モーメント測定のための新しい試み

日時: 1998/05/12 火 16:30-18:00
講師: 旭 耕一郎 氏 東京工業大学
題目: 中性子の電気双極子モーメント測定のための新しい試み
場所: 55N-02-応物・物理会議室
粒子の永久電気双極子モーメント(edm)は時間反転不変性(T)の破れを意味する.ここ数十年の間,この T の破れを探す最も先端的な実験サイトは中性子 edm であったが,中性子の有限な寿命と低速中性子生成の困難からいまや測定精度の進歩は限界に来ているように見える.東工大では最近,これらの限界を乗り越えて超精密 edm 測定を実現するために,i) メーザーの機構を取り入れた新しいスピン歳差測定法と ii) 勾配磁場とスピン反転操作を組み合わせた超冷中性子発生法,の開発に取り掛かろうとしている.講演ではこれらについて紹介したい.また時間があればスピン歳差を用いた他の実験についても触れたい.

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