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チャーモニウムに崩壊するエキゾチックメソンとその崩壊幅のQCD sum ruleによる解析

Date: Tuesday, September 30, 4:30pm-6:00pm
Speaker: Dr. Kenji MORITA Yonsei University, Korea
Title: チャーモニウムに崩壊するエキゾチックメソンとその崩壊幅のQCD sum ruleによる解析
Room: 55N-0202 Conference Room
Belleによる2005年のX(3872)発見以降、これまでのc-cbarポテンシャル模型では記述できない多くの励起状態が発見されている。これらの励起状態は、チャーモニウムと1つまたは複数のパイ中間子に崩壊することから、チャームと反チャームクォークを含む、4体クォーク状態である可能性が高い。とりわけ、ごく最近発見されたZ(4430)粒子はψ(2S)と正電荷をもつパイ中間子に崩壊し、電荷を持つことからチャーモニウムではありえず、"エキゾチック"粒子の強力な候補のひとつである。
QCD sum ruleはハドロンの質量をよく記述できるツールとして確立しており、これまでにも多くのエキゾチック状態に適用されてきた。
しかしながら、これまでの解析では崩壊幅が取り入れられておらず、45MeVと比較的大きな崩壊幅をもつZ(4430)や、100MeV以上の可能性があるZ(4250)状態を記述するには不十分である。
そこで、本研究ではこれまでの解析を拡張し、崩壊幅を考慮に入れてQCD sum ruleによる解析を行った。
(反)ダイクォーク間の相関が強いテトラクォーク描像と、Dメソンの分子状態とした描像について比較を行う。

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